医薬医療系翻訳通信講座を行っているメディファーマランゲージはメールマガジンを発行しています

Vol.193. 医療系翻訳タイムズ(連想式医薬英単語8)
- 医薬翻訳学習の盲点とは? -

  当メールマガジンは、メルマガ購読希望者・弊社の養成講座受講生・
  資料請求者・書籍購入者、医薬翻訳のお見積り・お問い合わせを頂いたかた、
  など、弊社にご縁のあるかたがたにお送りさせて頂いております。

  みなさん、こんにちは。

  メディファーマランゲージ(株)の今栄子(こんえいこ)です。

  本日は、「チェック」「レビュー」「リライト」などについて
  お話をしてみたいと思います。

  弊社の養成講座受講中のかたがたの中から、ときに、
  「翻訳は自分には荷が重いから、チェックの仕事に就きたい」という
  コメントを頂戴することがあります。

  これは、なかなか、翻訳業の真髄を突いている感想だなと、
  私は思っております。

  というのは、翻訳業界的に俯瞰すれば、
  「全訳作業は大変だからチェック業務を中心にしたい」
  という考えは、徐々に、コンピューターによる翻訳支援ツールの
  開発につながっていったからです。

  「コンピューターによる翻訳支援ツール」とは、つまり「機械翻訳」
  ですが、1980年代からすでに台頭し始めています。

  当時、統計翻訳(SMT:Statistical Machine Translation)と呼称され、
  翻訳する言語の文とその対訳文を大量に収集した対訳データを用いて
  統計的モデルを学習し,自動的に翻訳システムを構築する機械翻訳が
  主流だったように記憶しております。

  しかし、SMTの場合、日英あるいは英日翻訳をはじめとする
  異なる文法構造間の翻訳精度は低い傾向がありました。

  SMTを使っての翻訳は、かえって、時間がかかる、
  むしろ、従来通リ、人が翻訳する方がスピードも正確さも
  優るという感想が、現場の翻訳者たちから挙がっていましたね。

  そして、いろいろと試行錯誤を重ねたあと、
  2010年代頃から
  「ニューラル機械翻訳」(Neural Machine Translation:NMT)という
  新たな仕組みが現れ始めました。

  neuralとは、周知の通り、「神経の」という意味があり、
  人間の脳神経細胞のようなネットワーク構造をした機械翻訳のことです。

  人間の脳のような思考能力を持ち合わせていると言われるNMTは、
  ディープラーニング(深層学習)をベースとしたモデルで、
  翻訳の精度は確実に上がってきていると評されています。

  それでは、NMTがあれば、人間の手による翻訳は不要なのか?

  しかし、そうはいかないのがおもしろいところで、
  NMTもやはり、翻訳文が途中で急に抜けたり、
  原文に存在しない内容が訳文として出現したり、
  ところどころに誤訳が発生したりする側面が
  問題点として指摘されています。

  NMTは、なまじ「流暢さ」に優れているため、
  訳文のみを見ただけでは、誤訳に気づくことが難しい、という
  新たな欠点も指摘されています。

  つまり、機械翻訳の精度が上がったとはいえ、人間の翻訳者による
  チェックあるいはレビューは絶対必要ということです。

  しかし、考えてみますと、翻訳文をチェックするということは、
  和訳であれ、英訳であれ、原文の内容や専門用語を知悉していなければ
  できない作業です。

  医薬の専門用語や医薬品開発に係る概念をしっかりと身につけることは、
  たとえ、NMTの機能が高くなっても、医薬翻訳者を目指すかた、
  あるいは医薬翻訳に携わっているかたにとって必要不可欠な要件、
  と言えるでしょう。

  弊社の養成講座は、このあたりに存在意義があるのでは、
  と、私は自負しているのですが.....。

  すでに、前回のメールマガジンVol.192で、
  医薬関連英語の効率的学習法のお知らせを流していますが、
  世の中に機械翻訳があるから翻訳の勉強をしなくても良いわけではなく、
  機械翻訳が在っても医薬翻訳の勉強はしなくてはならないのです。

  それもなるたけ、効率的に短期間に。

  私自身が確かに効果を実感し、結果も出した方法です。

  国をまたいでの諜報活動をするスパイの養成にも使われている
  方法のひとつでもあります。

  翻訳学習において、一種の盲点になっている方法とも言えるように
  思われます。


  ・医薬医療系翻訳に関心があるけれど、専門用語とか難しそうで、
   自分にできるかどうか不安。

  ・文系出身で、医学のことも、薬のことも全く、未経験でわからない。
   それでも、医薬医療系翻訳者になれるのか?

  ・他社で医薬医療系翻訳の勉強をしたけれども、
   仕事には結びついていない。

  ・現在、医薬医療系翻訳の学習中だが、だれてきて、
   学習が進まない。 やる気が出てきて、今より早く課題を
   こなせるようになりたいのだが。

  ・医薬医療系翻訳の英和だけではなく、和英もできるようになりたい。

  ・医薬医療系翻訳の学習進度をもう少し早めたい。

  などなど、医薬翻訳で悩んでいるかたがた。

  一歩前に進むためのスプリングボードとして、
  12月4日(土)午後2時から4時の「右脳医薬英語トレーニング」を
  ご活用くださいませ。

  https://medical-dance.com/hlenetwork/


  必ず、なんらかの突破口を見つけられるはずです。



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   全コース、1テキストずつになっているので、
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   関心のあるトピックからどうぞ。
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 いまや、王道コースともなっている、
 「医薬医療系翻訳者養成通信講座ベーシックコース」(英文和訳)
 ⇒ https://www.mplanguage.co.jp/school/

2.原則、ベーシックコース修了者あるいは英語上級者は、
 「医薬医療系翻訳者養成通信講座ADVANCED COURSE」(英文和訳)
 ⇒ https://www.medipharm-english.com/

3.医薬翻訳とはどのようなものなのか、玄関を覗いてみたいかたは、
 「医薬医療系翻訳者養成通信講座パイロットコース」(英文和訳)
 ⇒ https://www.mplanguage.co.jp/pilot/

4.安全性(副作用)情報から医薬翻訳の一角に切り込みたい、文系出身者は、
 「医薬医療系翻訳者養成通信講座 市販後コース」(英文和訳)
 ⇒ https://www.mplanguage.co.jp/shihan/

5.医薬品開発サイトに即した和英翻訳者への挑戦を決意したかたは、
 「モニタン塾」(和文英訳)。
 現在、20課題が出揃っています。
 ⇒ https://www.mplanguage.co.jp/moni_jyuku/

6.医薬医療系論文あるいは治験総括報告書の和英を
 学習することを決心したかたは、
 「ネオモニタン塾」(和文英訳)。
  No.24まで、課題が出揃っています。
⇒ https://www.mplanguage.co.jp/neomoni/

7.需要が増大する一方の副作用情報の和文英訳。
  文系のかたの自己ブランディング可能分野
  でもあります。
  「CIOMSモニタン塾」(和文英訳)。
  No.20まで、課題が出揃っています。
 ⇒ https://www.mplanguage.co.jp/cioms/

8.斬新な医療英語の音声教材
  ⇒ https://www.mplanguage.co.jp/hearing/


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1.「日本人が間違いやすい治験英単語2200」(日英・英日版)
   並びに「例文集」
   
https://www.mplanguage.co.jp/book/recommendbook_e3/

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 購入した方からのコメント:

 「現在、ベーシック・テキスト4の課題と取り組んでおり、
 早速安全性の評価の部分を猛勉強中です。
 非常に参考になりとても助かっています。」

https://www.mplanguage.co.jp/book/recommendbook2/

3.「治験英語ハンドブック」を購入したかたからのコメント:

 「数日前に購入した『治験総括報告書の英訳・和訳の傾向と対策』が
 素晴らしい参考書であることを知り、本書の購入を決めた次第です。」

https://www.mplanguage.co.jp/book/recommendbook/

4.「臨床英単語アネックス」を購入した方からのコメント:

 「『治験総括報告書の英訳・和訳の傾向と対策』、および
 『治験英語ハンドブック』が非常に重宝しておりますので、
 こちらの『臨床英単語アネックス』も購入したいと思いました。
 よろしくお願いいたします。」

https://www.mplanguage.co.jp/book/recommendbook3/

5.ヘルスケア・ビデオ・ライブラリ
https://www.medipharm-english.com/mpl/f_video/

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