Vol.188. 医療系翻訳タイムズ(連想式医薬英単語8)
- 有意差検定とP値 -
当メールマガジンは、メルマガ購読希望者・弊社の養成講座受講生・
資料請求者・書籍購入者、医薬翻訳のお見積り・お問い合わせを頂いたかた、
など、弊社にご縁のあるかたがたにお送りさせて頂いております。
みなさん、こんにちは。
メディファーマランゲージ(株)の今栄子(こんえいこ)です。
弊社が主催する医薬医療系翻訳者養成講座の
受講生のかたがたからの答案を拝見し、
添削講師のかた達のサポートを頂きながら
答案の添削に注力する毎日ですが、
そうした日々の中でいろいろな気づきが
あります。
そうした気付きのひとつを今回、
ご披露したいと思います。
受講生のかたがたは、どうしても文系出身者が多いので、
当然といえば当然なのですが、
生物統計の用語や概念に弱い傾向があります。
しかし、医薬品開発において、
生物統計学(biostatistics)は重要な要素です。
データを取り、それを理解して処理し、
そこから価値を引き出し、可視化して、伝達する、
ということですが、
統計的に有意差を出すにはどうすればよいかが、
いろいろと工夫されています。
そして、統計解析をするなら、「有意差検定」は
必ず意識するべき課題であり、
「P値が0.05を下回る、すなわち、有意差が出た」
という表現は、英文報告書にしろ、和文報告書にしろ、
統計解析の項でよく見られるので、記憶しておくことを
お勧めします。
(英文例)
(...) represent a "p" value less than or equal to 0.05.
治験総括報告書でも、
非臨床試験(動物実験)報告書でも、
上記の表現は出てきます。
ただ、非臨床試験の場合、
Studentのt検定、Wilcoxon検定、Dunnett type多重比較など、
どういう解析方法を使ったのか、という
手法のみの記載となり、Materials and Methodsの箇所に
シンプルに記述されます。
ここで、蛇足ながらの追記ですが、
医薬医療系翻訳を学習するかたは
どうしても臨床のパートに惹かれ勝ちです。
しかし、非臨床(動物実験)の重要性にも
気づいて頂きたいところです。
理由は、翻訳案件として需要が高い
治験薬概要書(Investigator's Brochure:IB)やCTDなどには、
CMCを含む非臨床試験の内容が包含されているからです。
ということで、本日のメルマガの結論です。
文系出身のかたが、どうしても苦手とする
しかし、必ず記憶しておかなければならない
統計解析の基本的概念や用語を
当メルマガの読者のかた達にプレゼントすることに
いたしました。
条件は以下の通りです。
弊社が主催するもうひとつのビジネスラインである
「呼吸2.0副業講座」の第2回目オンライン実践会を
来る6月5日(土)に開催いたします。
今回、参加いただくかたがたには、
プレゼントとして、「生物統計の記憶すべき必須用語集」を
ご用意しております。
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但し、前回の「呼吸2.0副業講座、オンラインセミナー」
に参加しなかったかたには、前回の特典である、
医薬医療英語における絶対記憶すべき基本的専門用語と
その用法、訳し方、具体例などを含む全30ページの冊子、
及び、ネットを活用しての医薬医療系翻訳パワーメソッドの
2点を贈ります。
前回、参加頂いたかたの中には
呼吸2.0を習慣化するべく、スタートを切ったかたも
いらっしゃいますが、原因不明の慢性体調不良が
薄らいできた、という喜びの声が届き始めています。
今回はプレゼント企画ということもあり、
フリーで「呼吸2.0副業講座オンライン実践会」に参加できますし、
オンライン実践会なので、海外からも参加可能です。
是非、受講を前向きにご検討いただきたく存じます。
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「医薬医療系翻訳者養成通信講座ベーシックコース」(英文和訳)
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2.原則、ベーシックコース修了者あるいは英語上級者は、
「医薬医療系翻訳者養成通信講座ADVANCED COURSE」(英文和訳)
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3.医薬翻訳とはどのようなものなのか、玄関を覗いてみたいかたは、
「医薬医療系翻訳者養成通信講座パイロットコース」(英文和訳)
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4.安全性(副作用)情報から医薬翻訳の一角に切り込みたい、文系出身者は、
「医薬医療系翻訳者養成通信講座 市販後コース」(英文和訳)
⇒ https://www.mplanguage.co.jp/shihan/
5.医薬品開発サイトに即した和英翻訳者への挑戦を決意したかたは、
「モニタン塾」(和文英訳)。
現在、20課題が出揃っています。
⇒ https://www.mplanguage.co.jp/moni_jyuku/
6.医薬医療系論文あるいは治験総括報告書の和英を
学習することを決心したかたは、
「ネオモニタン塾」(和文英訳)。
No.24まで、課題が出揃っています。
⇒ https://www.mplanguage.co.jp/neomoni/
7.需要が増大する一方の副作用情報の和文英訳。
文系のかたの自己ブランディング可能分野
でもあります。
「CIOMSモニタン塾」(和文英訳)。
No.20まで、課題が出揃っています。
⇒ https://www.mplanguage.co.jp/cioms/
8.斬新な医療英語の音声教材
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こちらの『臨床英単語アネックス』も購入したいと思いました。
よろしくお願いいたします。」
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